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プレスリリース|真鍋大度の海外初個展を台中市立美術館で開催

Artist Daito Manabe. Courtesy of the artist and TcAM.

アーティスト真鍋大度 初の海外個展「RELATIONAL TIME – Life Beyond Simulation」が台中市立美術館(TcAM)にて開催中です。(2026年10月3日~2027年1月3日)

真鍋は、リオ2016大会閉会式における東京2020のフラッグハンドオーバーセレモニーのAR演出、フィールド映像のディレクション、テクニカルディレクションを担当、また、坂本龍一、Perfume、Björkといった名だたるアーティストに加え、欧州原子核研究機構(CERN)や、ジョドレルバンク天文台、SETI(Search for Extra-Terrestrial Intelligence)といった研究機関とのコラボレーションで国内外で活動を行っています。初の海外個展となる本展は、台中市立美術館のために新たに制作した作品を発表。人工生命、観客の身体の動き、ハエの知覚モデルを用いた三つの新作インスタレーションを通して、人、AI、環境のあいだに生まれる関係と時間を探ります。

コメント:

Joel Kwong  ジョエル・クオン(本展キュレーター)

「本展は、真鍋が20年以上にわたって続けてきた先駆的な探究を一堂に集めるものです。生体信号処理からマルチエージェントによる人工生命まで、展示室は生きて呼吸する場へと変わります。この没入的な環境に足を踏み入れ、進化し続ける世界に参加していただきたいと思います。」

Lai Yi-Hsin ライ・イーシン( 台中市立美術館 TcAM館長)

「真鍋大度の海外初となる大規模個展を台中市立美術館(TcAM)で開催できることを光栄に思います。本展は、芸術的な直観と技術的な厳密さが稀有なかたちで融合したものです。インスタレーションは、高さ4メートルから10メートルに及ぶ空間に展開されます。アーティストが思い描く音を実現するため、精密な調整を行い、音響システムを日本から輸送しました。こうした建築上の課題を乗り越えたことは、地域の文化的基盤とグローバルなアートの言説をつなぐという台中市立美術館(TcAM)の使命を、より確かなものにします。技術的な課題を克服し、この展覧会を実現した日本、香港、台湾の領域横断的なチームに感謝いたします。」

三つの展示室、異なる時間――身体・知覚・計算を関係づける

新作は、人間の身体と知覚から、計算システム、記憶に至るまで、それぞれ異なる時間スケールを探り、絶えず移り変わる三つの世界を形づくります。そこには、人工生命が世代を重ねる時間、身体の動きに応答する時間、AIが議論しコードを更新する時間、神経回路が変化を蓄積する時間があります。本展では、それらが映像と空間の音として現れ、観客は異なる時間の重なりを体験します。

 Room A

人工の個体が生まれ、動き、世代を重ねる世界を、壁と床に広がる映像と空間の音で提示します。世界の記録とAIエージェントによる対話を並行して見せることで、生命の変化と、それを解釈する言葉の関係を探ります。会場の映像は、事前に計算・制作した記録の再生です。

 Room B

観客の位置や動きが共有された仮想世界に入力され、三面の映像と空間の音に関わります。一定時間ごとに動きを解析し、得られた数値をもとにAIエージェントが議論して、映像生成とエフェクトのコードを更新します。観客はシステムの一部として参加し、身体の動きとAIの介入によって、空間の反応を生む仕組み自体が変わっていく過程に立ち会います。

 Room C

人の位置を改変したハエの視覚モデルへ入力し、神経活動を中央の四面ディスプレイと部屋の音で表します。モデル内の神経回路は観客の行動に応じて更新され、信号が多く流れた経路は、その後も信号が流れやすくなります。こうした変化は毎朝初期化されず、会期を通じて蓄積されます。人間とは異なる知覚を通して、自分や他の人の存在を捉え直す作品です。


真鍋大度 個展「RELATIONAL TIME – Life Beyond Simulation」
会期|2026年10月3日(土)~2027年1月3日(日)
会場|台中市立美術館 Room A・B・C
キュレーター|Joel Kwong(鄺佳玲)
パートナー|Studio Daito Manabe、FIL、Rhizomatiks、Citrus Flow、Hello World
スポンサー|Panasonic、BWV、STARLUX Airlines、Kloud Hotel、Yamaha
プロジェクトサイト|https://projects.daito.ws/relational-time/
詳細情報|https://www.tcam.museum/en